Thin Lizzy"The boys are back in town"

Thin Lizzy - The boys are back in to

Artists:Thin Lizzy
Recorded:Hammersmith Odeon,London(Tr.1-9)、Regal Theater Hitchin,England(Tr.10-14)
Lebel:LLRCD 103
Sourse:SB(A)
Date:1981.11(Tr.1-9)、1983.01.26(Tr.10-14)

今回紹介するのはジャケット表記と中身が全く異なるコレクター泣かせの一品。ジャケットには"Recorded Live in Concert1982"と書かれてますが、実際にはCDは81年、83年の各年に開催されたSB音源をまとめたBootlegです。騙されて買うことの無いようにしましょう。私みたいに
さておき、肝心の内訳ですがTr.1からTr.9までは1981年11月にHammersmith Odeonにて行われたBBCライブ音源です。Tr.1"Angel of death"やTr.2"Renegade"があることからも類推できるように、アルバム"Renegade"のセールスに伴なうツアーの一幕です。Tr.9"Baby drives me crazy"の後に演奏されていた筈の"Emerald"が収録されていないため、コンプリート音源ではありません。また、この日のTr.1"Angel of death"およびTr.4"Don't believe a word"はシングル"Cold sweat"のB面にも収録されているほどの熱演です。
続いてTr.10からTr.14までは1983年1月26日にHitchinのリーガルシアターにて行われた、"Farewell tour"の一幕をこちらも一部収録。"The sun goes down"、"Holy war"など計5曲*1は未収録です。尚、この日の音源はDVDとして発売もされています。
スタジオ盤では骨太ロックな演奏だったTr.4"Don't believe a word"がOld Grey Whistle Test準拠*2の演奏で緩急自在のキモチ良い演奏だったり、Tr.6"Killer on the loose"での観客との掛け合いが非常にシャープだったりと聞き応えのある一枚である。オフィシャル級の音質もあいまって、コンピレーションと割り切ってしまえば楽しめる一枚ではあるが、看板に騙されて1982年のライブを期待して買った人には全く以って頂けないブートである。買う際にはご注意を。

****Setlist****

  1. Angel of death
  2. Renegade
  3. Hollywood
  4. Don't believe a word
  5. The pressure will blow
  6. Killer on the loose
  7. The boys are back in town
  8. Are you ready?
  9. Baby drives me crazy
  10. Jailbreak
  11. This is the one
  12. Cold sweat
  13. Still in love with you
  14. Dancing in tHe moonlight

****Thin Lizzy is ****

Vocal&Bass:Phil Lynott
Guitar:Scott Gorham
Guitar:Snowy White(Tr.1-Tr.9)
Guitar:John Sykes(Tr.10-Tr.14)
Drums:Brian Downey
Keyboards:Darren Wharton

*1:未収録曲順にThe sun goes down、Holy war、The boys are back in town、Rosalie、Baby please don't goと並ぶ

*2:BBCの人気番組Old Grey Whistle TestにてPhil Lynott、Gary Moore、Scott Gorham、Cozy Powell等々の豪華メンツで演奏を行った際に採ったスローなバラードから徐々にテンポを上げてハードなJAM演奏に移っていく演奏方式。